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 企画展 & ライブ・ドローイング・イベント
山田章博 ―世界を生み出す魔法の筆―
@京都国際マンガミュージアム
http://www.kyotomm.jp/event/exh/yamada_akihiro_2011.php

尊敬してやまない山田章博画伯の原画展が京都国際マンガミュージアムにて開催されるとの事で5月5日(木)に京都に行ってきました。

スケジュールは以下の通り。交通手段は往復とも夜行バス。
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4日深夜東京新宿発

5日早朝京都着

京都国際マンガミュージアム

5日夜京都発

6日早朝東京新宿着

一旦帰宅後、仕事
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原画展自体は4月29日〜6月5日まで開催されているのですが、ライブ・ドローイングは5日の特別企画。
かれこれ20年近く前、山田章博さんの作品を目にして衝撃を受けてからずっとファンなわけですが
生で!目の前で!リアルタイムに!作画をしている所を観られるチャンスなんて無い!と京都にまで足をのばしました。

十二国記関連で知り合ったうーさんも同じ日に行くという事で合流決定!楽しみがひとつ増える。

さて、ライブ・ドローイングを観られるのは先着250名。
5日6:30頃に京都に着いて開館時間の10時ごろに行けばいいかなとネットカフェでのんびりしていたら、
山田先生ファン仲間の方から「朝5時から並んでる人もいるみたい」という情報をいただき慌ててミュージアムへ。
すでにズラーッと行列が出来ていたので朝食とらずに並ぶことに。この時だいたい9時頃。うーさんとも合流。
私が並んだすぐ後もどんどん人が増えていって列は伸びるいっぽう。

正直開館一番に入れば大丈夫とタカをくくっていました。
「山田先生すみません!甘く見てました!!!」と心の中で土下座。

サイン会も行われる事が決定していて、そちらは売店で関連商品を購入した人先着100名。

無事ライブ・ドローイングのチケット確保。9時に並んで146番と147番。
そのままサイン会のチケット目当てに売店の行列へ。先着100名だから可能性は低い。が、ダメもとでとにかく並ぶ。

はい、やっぱりダメでした。120名に枠を増やしたとの事でしたが私たちの5〜6人前で終了。
ああああああ惜しかった…。

でもライブ・ドローイングは観られるのだからよし!これもダメだったらその場で崩れ落ちていたね。
ともあれ一旦ミュージアムを離脱して朝食へ。(ミュージアムは当日に限り出入り自由)

近所のうどん屋で一息。
お互い久しぶりに会ったのに再会の挨拶そこそこに行列に度肝を抜かれていた感想ばっかり言っていた事に気づき、
改めてうーさんと再会の喜びの挨拶をした。

うーさん久しぶり!!ヒャッホウ!

うーさん「今日、5月5日ですよ」
RYO「ね、5月5日ですね」
※二人はヒカルの碁ファンつながりでもあるので5月5日という日が特別な日でもあるのだ。

うーさん「5月5日ですから」スッとスケッチブック
RYO「!?」
うーさん「描いてください(フフフ)」
RYO「…私も持ってきてるんで描いてくださいね(フフフ)」スッ
うーさん「!?しまった墓穴!?」
同じ事考えていたってわけでしばしお絵かきタイム(うどん屋で)

ネットではやりとりしているけど、直接会ってアナログの絵を交換なんてめったにできないので楽しかったです。
うーさんありがとう〜!

そろそろ人の波も落ち着いた頃かなと再びミュージアムへ。
入り口の売店で展示図録とポスターを購入。高まる期待。
うーさんはミュージアムに来たことがあるので館内を説明してくれつつ原画展のコーナーへ。

<原画展>
それはもう見ごたえ大ありのすばらしく美しい作品達でした。
みんなじっくり見るもんだから人が流れない流れないw
私もじっくり見てたから前の人が進まなくてもぜんぜん気になりません。
一枚一枚隅から隅まで拝見いたしました。美しい…。
カラー、モノクロ、ため息ものでしたね。
三国志のイラストの製作過程がスライドショーで流れていたのも見ごたえアリ。
しかしどれだけ文字で言葉につくしてもダメですね、こればっかりは。
もーね、紙面から出てくる波動?オーラ?ぶわってこう…説明できないや。
「上手い」とか「美しい」とかの言葉で表現しきれないというか足りないというか。
と、言うわけでこの感動は自分の胸の中だけにしまっておく。

ミュージアムの中の漫画は大体どれも自由に読んでいいので連れ立ってても何だし、ライブの時間まで好き勝手に漫画読みましょうとうーさんと別行動。
私は2冊くらい読んだんだけど、庭の芝生にゴロンとしてたら寝てしまった。気持よかったんだよぅ。夜行バスで熟睡できなかったんだよぅ。


 <ライブ・ドローイング>
整理券番号順に会場に入り待機。
会場の奥側に舞台のような段があり、上手(かみて)側にテーブル、中央に大きいスクリーン、下手(しもて)に一回り小さいスクリーン。
ミュージアムのかたが司会をつとめ、諸注意や大まかな説明。

盛大な拍手の中いよいよ山田章博先生がご登場。
今回のライブ・ドローイングは、2時間で真っ白な状態からカラーイラストを仕上げるというもの。
今までイラスト雑誌で作業工程などは公開されてはいたけれど、実際動いてる状態で観られるというのは本当に幸せだ。
描くのは「BEAST of EAST」の鬼王丸。
使ってる道具の説明もおりまぜながら軽くおしゃべりしつつ下絵。
紙はクレスター紙、下絵は鉛筆のBとの事。
主線は面相筆を使って、インクはホルベインのカラーインクでグレーの一種だったと思う(ちょっと記憶が)
迷い無く主線を入れていく。早い。
主線を入れ終わったら消しゴムで下絵を消すんだけど、これがちょっとビックリした。
よく聞くパターンだと「紙の目が毛羽立つので一定方向に向けて消しゴムをかけましょう」というもの。
ところがどっこい、山田先生は向き関係なく消しゴムをかけていらしゃった。
下絵が軽くだったのもあるのかなぁ?

次は影入れ。先に影を入れるそうな。画材はなんだろう水彩?アクリル?
影入れただけでいきなりブワッと絵に立体感が。
さっきまで線だけだったのに、髪の一房や着物の厚みやらが一気に現れる。

途中に進行のかたがUSTからのコメントを読み上げたり、先生の今までの作品を映したりしていたんだけど、
おかしかったのが時々客と一緒になってポッカーンて観ているもんだから会場内がシーン。

山田先生「…ねえ、なんかしゃべっててよ」
司会「あっ、すみません!一緒に見惚れてました」
観てたいですよね〜。

影の後はコピックで面塗り。これも早い。
「僕は決して遅いわけじゃないんです、やる事が多いだけなんです」に会場から笑いが。

ところでてっきり水彩が多いのかと思っていたのですが、コピックがメインとの事。
私の先入観だとコピックってどちらかと言えばアニメ塗りのイメージだったんだけど
こんなに繊細な仕上がりになるんだなぁと感動。
一つの画材だけでなく、色々な画材を併用しているのもあるのかもしれない。

2時間の予定だった所「すみません…15分くらい締切り延ばしてください」にまた笑いが。

仕上げには白の色鉛筆。メーカーを聞かれていたけどかなり削っていたのでメーカー名が不明。
カメラで映して「こんなんです。探してください」
ちょっと油分が多そうだったなぁ。

すべての工程が終わり「こんなもんで…完成」に会場から大きな拍手が。

表面の保護のためスーパーフキサチーフをかけ、最後にサインを入れ落款を押して完成!
再び大きな拍手!!

一連の流れをリアルタイムで観られる喜びに感謝です。
山田先生のトークもすごく和みました。
途中の質問コーナーで勇気を出して質問もしてみました。
ありがとうございました!!

ライブドローイングの後はサイン会。
会場の外からチラッと覗きました(手元は見えなかったけど)

滅多にお会いできない山田先生の集い(?)の方々ともご挨拶できました!
(数年ぶりというのもあって挙動不審な私でしたすみません。
うーさんも言って言っていたのですが「今ならなんでも描ける気がする!」
「わかります!ジャッキーチェンの映画観た後、強くなった気になるのと同じですね!」
あるある〜。

この後はお茶をし晩ご飯を食べ、感想を語り合い、私は再び東京に戻るため夜行バスへ。
実に濃密な時間を過ごしたためか、疲れてバスに乗ってすぐ寝てしまったのですが
途中休憩の後は興奮がよみがえり神経が冴えてしまいなかなか眠れませんでした。

後期もぜひ行きたい!!

<名言集>
(乾かすためにドライヤー出しながら)
「僕ドライヤ〜」

(視聴者からの、絵がとても立体的ですごい…というようなコメントを受けて)
「そのように描いてますので」

(締切りを15分延ばしてもらった後)
「用事がある人は帰ってくださいね」

(完成した時の会場からの拍手を聞いて)
「絵を描いて拍手もらえるなんて初めてだよ、今度から原稿仕上がるたびに拍手(SEで)流そうかな」

先生「普段なら仕上げの前に一服して気分を落ち着かせるんです」
司会「仕上げに向けての最後の気合ですね」
先生「いや、最後の最後で珈琲こぼしたりとかしたくないので緊張を和らげるためです」
司会「なるほど、でも今日は手元に珈琲とかないから大丈夫ですね」
先生「朝11時以降タバコ吸ってなくてイライラしてます」
司会「えっ…」
先生「…冗談ですよ?」
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